たび猫・みんなの旅行記

麦藁帽子さんから吉野桜の話

吉野桜の話

NHKで吉野桜を中継した前日に吉野の桜見物をして来ました。
岡山から奈良県の吉野までは4時間ほどで行くことが出来ます。
寝泊り出来るように改造してあるワゴン車に必要な物を積み込んでお昼過ぎに出発し、神戸・大阪を通って奈良県に入り、法隆寺で名物の「葛餅」を食べ、今話題になっている明日香村の古墳(なんと云ったかどう忘れしました、ほれ明日香美人にカビが生えたので解体しているやつです。)の横を通って吉野村に到着したのが4時でした。

吉野山は500から800メートルのいくつかの連なった山の中腹に点々と古いお寺があるのです。
日本の歴史の中で武士(足利尊氏)と公家(後醍醐天皇)が政権争いをした「南北朝時代」(1336〜1392)というのがありますね。
南朝の都が置かれたのが「吉野山」なのです。
世界遺産に登録されているくらいですから、中世日本国の都として恥ずかしくないような歴史的建造物である神社・仏閣・修験堂がいたるところにあるのです、それがとても良い状態で保存されているのです。

これらの南朝の重要な施設を山道を上り下りしながら結んでいる、いわば「都大路」があり、この道を歩きながら、傾斜面に植えられた「山桜」の林を愛でるのです。
山の麓のあたり一帯を「下千本」、中腹一帯を「中千本」、上一帯を「上千本」、頂上一帯を「奥千本」といっています。4月上旬に下千本から咲き始め、1月かけて奥千本まで咲き登っていきます。

先日のテレビに映っていたのは、上千本から中千本を見下ろした山桜でした。
ちなみに、吉野の桜は、花に先んじて茶色の葉が伸びる山桜ばかりです。
ですから、遠くから桜を見ると、新芽の茶色が白い花と混じって「ピンクの花」に見えるのです。

さてさて、この「都大路」を桜を見ながら歩くには一日かかります。
そこで、車両通行禁止が解かれる平日の17時から車で桜見物をするのです。
車だと途中の出店に立ち寄る楽しみはありませんが、1時間でしかも下千本から上千本まで楽ちんで桜見物ができるのです、今年はこれをやりました。

その後、近鉄ロープウエイ「山上駅」の駐車場に車を止め、とある旅館の「立ち寄り湯」(入浴料1200円)に浸かり、麓の「吉野神宮駅」まで降りて、スーパーで調達した夕食の準備(炊き立てご飯・鶏もも肉の塩焼き・具沢山の味噌汁・ハムサラダ)をして、家内と夜中までかかって二人でワインを一本空けました。

翌朝は明るくなると同時に起きて、ご飯を炊き、インスタント味噌汁とシラス干・ちくわで朝食を済ませ、ポットに入れるお湯を沸かしていたときに、車につけているテレビで「吉野山」の中継を見たのです。
思わず吉野山を見上げましたが山は見えても中継が見える訳は無いですよね。

こういった小旅行を時々していますよ。
ちなみに、家内が立ち寄り湯の旅館で一泊の宿泊料を訪ねたら、花の時期は25,000円だそうです。
私たちは高速道路料金から食事代まで含めて20,000円も掛かりませんでしたのに・・・。

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